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【★更新日 2024/3/17】
前回、これまでの教育(学び)のありかたを一変させる可能性を秘めた、新しい教育/学びの「コンセプト・イメージ」を紹介しました(↓)。
これから、いよいよ具体的な話に入っていきますが、
この「動的なネットワーク型の学び」(DNL) では、子どもたち/僕たちが本来、生まれながらに “頭” のなかでごく自然にやっている、「様々なことが自由自在に結びつきあい、自分だけの〈ユニークな学びの世界〉が広がっていく」という創造的な営みを、はっきりと目に見える形で展開することができます☀️
僕たちがよく知っている学習ーー学ぶべきこと(=習得すべきゴール)があらかじめ決まっていて、そこに向かって一から順々に「直線的」に進んでいく学習とは、まったく違う “学びのカタチ” だということが、何となくイメージできるのではないかと思います(^^)
詳しくは、これから色々な形で見ていけたらと思いますが、
- DNLの“自由な空間”のなかで、知識や思考、アイデアなどがどんどん勝手に(=自発的に)広がっていく。
- 自分の世界が「目に見える形」で広がっていくことで、日々の学び(成長)を実感でき、学ぶことの楽しさや好奇心が活性化する。
- 日々の発見や知り得た知識、アイデアや閃き、気づきなど、あらゆる「学び」を、時間も場所も超えて一元的に統合できる。
- 一つ一つの体験や学びが自由自在に結びつきあうことで、気づきや深い洞察、新たな意味の発見や、連想や閃きなど、人間が本来備えもっている「創造性」が自ずから起きていく。
- 自分なりの感覚や問題意識などに即して、さまざまなことを捉え・吸収していくことで、自分にとって意味を持つ、生きた「リアリティある学び」として展開していく。
- 新たな理解や気づきによって、これまで見えていた風景が、“新たな景色”へと書き換わっていくこと(=学び、世界、そして自分自身の深まり)を体感していける。
- 混沌とした“学びの海”の中から、徐々に具体的な輪郭をもって立ち上がってきたことを、目的に応じて、そのまま何らかの形にまとめあげ、表現(アウトプット)するところまで、シームレスに一貫して行うことができる。
- これらの一連の学びのプロセス(=日々を生きること)を通して、生きることの基礎となる、借り物でない「自分自身のコトバ」を獲得していくことができる。
個人での「学び」としては、こんな感じのことが実現すると、大まかにイメージしていただけたらです🌈
そこは、知識と体験が融けあい、
日々のさまざまな学びが、時間も場所も超えて「自由に結びつきあう」ことで、
日々のさまざまな学びが、時間も場所も超えて「自由に結びつきあう」ことで、
自分らしい〈創造的でユニークな世界〉が成長していく場所。
そこでは教科やカリキュラムの内と外はもちろん、
学校の中と外とが、そして子どもたちの学びと人生が、断絶なく“リアルに地続き”になっていて、
学ぶことが「生きることそのもの」に、そして生きることが「そのまま学び」となっていきます。
(※もちろん大人が、自分のために活用することも出来ます)
一日一日のなかで体験するすべてのことが「ただ1つの学び」として統合され、
自ずから広がりゆく〈ユニークな学びの世界〉を深めていく中で、
生きることの土台となる「自分自身の声(コトバ)」を、その手にしっかりと掴み取っていくことができる。
いうなれば、学ぶことが「生きることそのもの」に、そして生きることが「そのまま学び」となる、
最も自然(=最も高度)な、本来の「学びのカタチ」。
そして、(もし大人が適切にガイドすることができる状況にあれば)、自分の日常を包括的に見つめていく中で、
そもそも自分はこの世界を「どのように“体験”しているのか」ーー自分はこの世界の何をどのように見ていて、また外側の出来事や状況などに対して、自分はどう反応しているのかといった、生きることの本質的な領域に“気づいていく”ことを通して、“自分自身”というものに出会っていくこともサポートしてくれる。
(*それは、「自分自身から“自由”になる」ということも含む、単なるこの世を生きる知恵や力といったものを超えた、自分というのが何であるか、その存在そのものへの気づき(認識)を深めていくような営みになります。)
そんな “魔法” のようなことが、シンプルな「たった一つのこと」のなかで自然に実現できるのが、この新しい「DNL」(動的なネットワーク型の学び)です☀️
ちなみに、DNLをやっていくのに、何か努力して身につけなければならないような特別な知識やスキル、能力のようなものは、何も必要ありません。
むしろ、これまでは “頭がいい”(あるいは天才?)とされてきたような人が無意識レベルで、または試行錯誤の末にやっていたような物事の学び方/生み出し方を、すべての人が本当に誰でも、日常のこととして実践できるようになります🌈
(*これまでの学校のしくみは、定められたカリキュラムの枠の中で、その「到達度を0〜100の数値で測り、競い合う教育」でしたが、もしこのDNLを、学校やフリースクールなどで取り入れて実践すれば、そもそも基準というものが存在しない「比較優劣のない教育」が実現します。そしてそれは、「自立した個人によって、全体が調和する社会」へと、直接つながっていきます。)
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そういう意味で、この「生きた学びの仕組み(DNL)」は、これまで僕たちの社会が “当たり前” に行ってきた「分野や教科ごとに区切ったカリキュラムに従って、たどり着く先(ゴールや正解)の決まったことを一から直線的なレールに運ばれるように学んでいく、“工場の生産ライン”的な教育」に代わって、僕たちにまったく “新しい景色” を見せてくれる可能性を秘めた、まさに「学び/教育のパラダイムシフト」をもたらすものになると思います。
よくあるただの “美しいことば”(理念や教育目標)で終わらない、本当の意味で、子どもたち一人ひとりの「主体的で創造性(クリエイティビティ)あふれる学び」や、「多様な子ども/生徒たちを丸ごと包みこむことのできる教育」を実現することが可能なシステム。
これから、そんな「動的なネットワーク型の学び」(DNL)を、直感的に興味をもってくださった方をはじめ、教育のありかたに関心がある方、そして学校やフリースクールなど実際に学びの現場に携わっている方などと共に、一緒に広げていけたらと思っています🌈
▶︎ DNLついて、感覚的にざっと掴みたい方は、YouTube動画もぜひ🌈