新しい「生きた教育(学び)」のコンセプト・イメージと名称

新しい教育システム(学びの仕組み)は、従来の学校教育とはまったく異なる「コンセプト」に基づいています。
 
詳しい中身はこれから見ていきますが、
それをパッと一目に表すならば、このようになります。
 

(新しい教育(学び)のイメージ図)
 
 
僕たちがよく知っている「教科およびカリキュラム」をベースとする教育(学習)が、フォルダ階層型の形をしているのに対して、
この新しい教育(学び)のシステムは、球のかたちをしたネットワーク構造になっています。
 
未来の学校を描く『スケッチブック』の序文に載せた「一枚の絵」を、3Dとして見たものが、この「ネットワーク構造をした球体」だと思ってください(^^)
 

(生きた学びの「ネットワークグラフ」)
 
 
これから、この「新しい学校教育(学び)のかたち」の話を進めていくに際して、まず最初に「名前」をつけておきたいと思います!
 

「動的なネットワーク型の学び」DNL: Dynamic Network-structured Learning)

 
これが、この物語の “主人公” です。
 
世の中には、様々な教育メソッドやプログラムなどがあり、それぞれ(創案した人や団体、発祥の地、あるいは国名などを冠した)固有の名称がついていたりもしますが、この新しい教育システムは「誰のものでもない」公的なものなので、その特徴を表した一般的な名称にしました(^^)
 
 
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この「新しい学びの仕組み(パラダイム)」は、個人として、子どもや自分の学び(仕事)に生かすこともできますし、学校をはじめとする教育の場で体系的に実践することもできます。
 
もちろん、新しい公教育の指針である「令和の日本型教育」や、例えばIB(国際バカロレア)などといった既存の有力な教育プログラム、また、シュタイナー教育やモンテッソーリ教育などをはじめとする様々なオルタナティブ教育など、今あるどんな教育とも “競合” するようなものではなく、むしろどんな教育理念や方法論を採っていたとしても、そこでの子ども/生徒たちの「学びの質」が飛躍的に高まり、まったく新しい扉が開かれることになります。
 
 
では、具体的に「どんな革新的な学び」が実現するのか?
 
それを、この記事(↓)で見てみたいと思います☀️
 
 

P.S.

ちなみに、このページの冒頭にのせた「新しいコンセプト(の絵)」が、何も教育の話に限らない、僕たちの社会(あるいは文明)全体を丸ごと、まるで違うものに一変させてしまうものだということに気づいた方もいるかと思いますが(笑)、そこらへんの話も追々、展開していけたらと思っています!
 
清水あつし